トレーニングには多様な種類があり、それぞれ異なる効果をもたらします。本記事では、主なトレーニングの種類とその効果、さらに各トレーニングの違いについて詳しく解説します。自身の目的や目標に合わせて適切なトレーニングを選択し、効果的に取り組みましょう。
トレーニングの種類
トレーニングには多くの種類が存在しますが、大きく分けて以下のようなカテゴリーに分類できます。それぞれ目的に応じた方法があり、組み合わせることでより効果的に鍛えることができます。
トレーニングの種類ごとの特徴・向いている人・効果・具体的な方法
トレーニングにはいろいろな種類があり、それぞれ目的や体の状態によって向いているものが異なります。ここでは、どんな人におすすめか、どんな効果があるのか、そして具体的なやり方を、やさしく詳しく説明します。
1. 筋力トレーニング(ストレングストレーニング)
筋肉をつけて、体を強くするトレーニング
こんな人に向いている!
- 筋肉をつけて引き締まった体になりたい
- 力をつけて重いものを持てるようになりたい
- 代謝を上げて太りにくい体を作りたい
期待できる効果
- 筋肉が大きくなり、体が引き締まる
- 基礎代謝が上がり、太りにくくなる
- 姿勢がよくなり、腰痛・肩こりが改善する
具体的な方法
初心者向けの筋トレメニュー
① スクワット(下半身)
- 脚を肩幅に開く
- 背筋をまっすぐにしたまま、ゆっくり腰を落とす
- 太ももが床と平行になったら、ゆっくり立ち上がる
- 10回×3セット
② 腕立て伏せ(胸・腕)
- 手を肩幅より少し広めに置く
- 体を一直線にキープしながら、ゆっくり下げる
- 胸が床につく手前で止め、ゆっくり押し上げる
- 10回×3セット
③ プランク(体幹)
- 腕を曲げて肘をつき、つま先で体を支える
- 体を一直線に保ち、30秒~1分キープ
- 30秒×3セット
2. 持久力トレーニング(エンデュランストレーニング)
長く動き続けられる体を作るトレーニング
こんな人に向いている!
- すぐに疲れてしまう人
- 体力をつけて元気な体になりたい人
- 脂肪を燃やしてダイエットしたい人
期待できる効果
- 心臓や肺の機能が強くなり、疲れにくい体になる
- 脂肪燃焼効果が高まり、ダイエットに効果的
- ストレスが減り、リフレッシュ効果もある
具体的な方法
初心者向けの有酸素運動メニュー
① ウォーキング
- 背筋を伸ばして、リズムよく歩く
- 1回30分~1時間が理想(できれば毎日)
② ジョギング
- ゆっくりしたペースでOK
- 20~30分を目安に続ける
③ HIIT(高強度インターバルトレーニング)
- 30秒ダッシュ → 30秒休憩を繰り返す(5~10分)
3. パワートレーニング(爆発的な力を鍛える)
一瞬で大きな力を発揮するためのトレーニング
こんな人に向いている!
- スポーツで瞬発力を高めたい人 → 短距離走、バスケ、サッカーなどの競技者向け
- ジャンプ力を上げたい人 → バスケットボールやバレーボールをしている人におすすめ!
- 短時間で大きな力を出したい人 → ウェイトリフティングやスプリンターに最適
- アスリートとしての競技力を向上させたい人 → 競技パフォーマンスを高める
期待できる効果
- 筋肉の瞬発力が向上(ダッシュやジャンプが強くなる)
- ジャンプ力・スピードがアップ(バスケ、サッカー、格闘技などに有利)
- スポーツのパフォーマンス向上(スプリント・方向転換・投擲競技に効果大)
- 神経系の発達(神経と筋肉の連携が良くなり、素早く反応できるようになる)
具体的な方法
初心者向けのパワートレーニングメニュー
① ボックスジャンプ(下半身の瞬発力アップ)
やり方:
- 両足を肩幅に開く
- 膝を軽く曲げ、力強くジャンプして台(ボックス)の上に乗る
- 着地後、静かに元の位置に戻る
- 10回×3セット
効果:
- 瞬発力の向上
- ジャンプ力アップ
- 下半身の強化(特に太ももとお尻)
② メディシンボールスラム(全身の爆発的パワーアップ)
やり方:
- メディシンボール(重いボール)を両手で持つ
- 頭の上まで持ち上げる
- 全力で床に叩きつける
- 10回×3セット
効果:
- 上半身・体幹の爆発的なパワー向上
- 反応速度・スピードアップ
- ストレス解消にも効果的!
③ クリーン&ジャーク(全身の爆発的な筋力強化)
やり方:
- バーベルを床から素早く引き上げ、肩の高さまで持ち上げる
- 一瞬止めてから、さらに頭上へ押し上げる
- ゆっくり元の位置に戻す
- 5回×3セット
効果:
- 全身の瞬発力・パワーを強化
- 競技パフォーマンス向上
- 筋力と神経の連携強化
④ スプリントダッシュ(走るスピードを上げる)
やり方:
- 20~30mの距離を全力でダッシュ
- 30秒ほど休憩して繰り返す
- 5~10本行う
効果:
- 短距離走のスピードアップ
- 瞬発力と持久力の向上
- 足の筋力強化
⑤ バーピージャンプ(全身のパワーと持久力アップ)
やり方:
- しゃがんで手を床につける
- 足を後ろに伸ばして腕立て伏せの姿勢になる
- 素早く足を元の位置に戻し、ジャンプする
- 10回×3セット
効果:
- 全身の爆発的な筋力強化
- 心肺機能の向上
- 持久力アップ
4. 体幹トレーニング(コアトレーニング)
🤸♂️ 姿勢をよくし、体のバランスを整えるトレーニング
こんな人に向いている!
- 姿勢を良くしたい人
- バランス力を高めたい人
- 腰痛や肩こりが気になる人
期待できる効果
- 姿勢が改善し、猫背や反り腰が解消される
- 腰痛や肩こりの予防・改善
- スポーツのパフォーマンス向上
具体的な方法
初心者向けの体幹トレーニング
① プランク
- うつ伏せになり、肘とつま先で体を支える
- お腹に力を入れ、一直線の姿勢をキープ
- 30秒~1分×3セット
② レッグレイズ
- 仰向けに寝て、足をゆっくり持ち上げる
- 床ギリギリで止め、再び上げる
- 10回×3セット
5. 柔軟性トレーニング(ストレッチ)
体をしなやかにし、ケガを予防するトレーニング
こんな人に向いている!
- 体が硬くてケガしやすい人
- 腰痛や肩こりを改善したい人
- 運動後の疲れを早く取りたい人
期待できる効果
- 体が柔らかくなり、動きがスムーズに
- 血流が良くなり、冷え性やむくみの改善
- ケガの予防
具体的な方法
簡単ストレッチメニュー
① 前屈ストレッチ
- 足を伸ばして座り、つま先を触るように前屈
- 20~30秒キープ
② 肩回しストレッチ
- 両肩を大きく回す
- 前後10回ずつ
③ 股関節ストレッチ
- 両足を大きく開いてしゃがみ、左右に体重を移動
- 10回ずつ
6. 機能的トレーニング(ファンクショナルトレーニング)
日常動作をスムーズにするトレーニング
こんな人に向いている!
- 体の動きをスムーズにしたい人(スポーツや日常生活向け)
- ケガを防ぎながら運動能力を上げたい人
- 筋肉だけでなく、全身のバランスを整えたい人
期待できる効果
- 体全体の動きが良くなり、運動パフォーマンスが向上
- 転びにくくなる(バランス力アップ)
- 関節の動きをスムーズにする(ケガ予防)
具体的な方法
初心者向けの機能的トレーニング
① ケトルベルスイング
- ケトルベル(持ち手のついた重り)を両手で持つ
- 股関節を使って前に振る(腕で上げない)
- 10回×3セット
② バトルロープ
- 太いロープを持ち、波打つように振る
- 30秒×3セット
③ ファーマーズウォーク
- ダンベルを両手に持ち、歩く
- 30秒×3セット
7. カリステニクス(自重トレーニングの発展形)
道具なしで全身を鍛えるトレーニング
こんな人に向いている!
- 自重で鍛えたい人(器具がなくてもOK)
- バランスよく筋肉をつけたい人
- アクロバティックな動きを身につけたい人
期待できる効果
- 体の動きがしなやかになり、柔軟性が向上
- 自重のみで全身をバランスよく鍛えられる
- 持久力・筋持久力がアップ
具体的な方法
初心者向けのカリステニクス
① プッシュアップ(腕立て伏せ)
- 肩幅より少し広めに手をつき、ゆっくり下げる
- 10回×3セット
② スクワットジャンプ
- 通常のスクワットのあと、ジャンプする
- 10回×3セット
③ 懸垂(チンアップ)
- 鉄棒にぶら下がり、ゆっくり上がる
- できる回数×3セット
8. スポーツ特化型トレーニング
競技の動きを強化するトレーニング
こんな人に向いている!
- 特定のスポーツがうまくなりたい人
- 競技パフォーマンスを向上させたい人
- 俊敏性やスピードをアップさせたい人
期待できる効果
- 競技の動きがスムーズになり、上達が早くなる
- 反応速度や敏捷性(アジリティ)がアップ
- 持久力や筋力を特定のスポーツ向けに強化
具体的な方法
スポーツごとのトレーニング例
① サッカー向け
- アジリティドリル → ラダーを使って細かいステップ練習
- ドリブル練習 → 速くボールを動かす
② バスケットボール向け
- ジャンプトレーニング → スクワットジャンプでジャンプ力アップ
- スプリント練習 → 速い動きを身につける
③ 野球向け
- バットスイング強化 → ゴムチューブを使ったスイング練習
- 投球フォーム改善 → 体幹トレーニングと組み合わせる
9. リハビリ・コンディショニングトレーニング
ケガの回復や、体の調子を整えるトレーニング
こんな人に向いている!
- 過去にケガをしたことがあり、無理なく運動をしたい人
- 関節の動きをスムーズにしたい人
- 運動不足の人が少しずつ体を動かしたいとき
期待できる効果
- ケガの回復をサポートし、再発を防ぐ
- 関節や筋肉を強くし、体の機能を向上させる
- 運動不足を解消し、血流を良くする
具体的な方法
🏥 リハビリ向けのトレーニング
① チューブトレーニング
- ゴムチューブを使って腕や脚の筋肉をやさしく鍛える
- 10回×3セット
② バランスボールエクササイズ
- バランスボールの上に座り、体幹を鍛える
- 30秒×3セット
③ アイソメトリックトレーニング(静的筋トレ)
- 壁に背をつけてスクワット姿勢をキープ
- 30秒×3セット
10. 握力トレーニング
手の力を強くするトレーニング
こんな人に向いている!
- 握力を強くしたい人
- クライミングや柔道など、手をよく使うスポーツをする人
期待できる効果
- 物をしっかり握れるようになる
- 前腕(ひじから手首まで)の筋肉が鍛えられる
具体的な方法
初心者向けの握力トレーニング
① ハンドグリッパー
- 握るだけの簡単トレーニング
- 10回×3セット
② デッドハング
- 懸垂バーにぶら下がる
- 30秒×3セット
トレーニングの種類ごとの違いまとめ
それぞれのトレーニングの目的や効果、特徴を比較
| トレーニング種類 | 目的 | 主な効果 | 向いている人 | 代表的な種目 |
|---|---|---|---|---|
| 1.筋力トレーニング (ストレングストレーニング) | 筋肉を大きくし、強くする | ・筋力アップ ・基礎代謝向上 ・姿勢改善 | ・筋肉をつけたい人 ・ダイエットしたい人 ・重いものを持ち上げたい人 | スクワット、ベンチプレス、懸垂 |
| 2.持久力トレーニング (エンデュランストレーニング) | 体力をつけ、長時間動けるようにする | ・心肺機能向上 ・脂肪燃焼 ・スタミナアップ | ・疲れにくい体を作りたい人 ・ダイエットしたい人 ・持久系スポーツをする人 | ランニング、サイクリング、HIIT |
| 3.パワートレーニング (爆発的な力を鍛える) | 短時間で大きな力を発揮する | ・瞬発力アップ ・スプリント&ジャンプ力向上 | ・短距離走、バスケ、サッカー選手 ・瞬発力を高めたい人 | ボックスジャンプ、クリーン&ジャーク、スプリント |
| 4.体幹トレーニング (コアトレーニング) | 体のバランスを整え、安定させる | ・姿勢改善 ・バランス力向上 ・腰痛予防 | ・姿勢を良くしたい人 ・スポーツパフォーマンスを上げたい人 | プランク、レッグレイズ、サイドプランク |
| 5.柔軟性トレーニング (モビリティ・ストレッチ) | 体を柔らかくし、動きをスムーズにする | ・可動域アップ ・ケガ予防 ・血流改善 | ・体が硬い人 ・スポーツで可動域を広げたい人 | 静的ストレッチ、動的ストレッチ、ヨガ |
| 6.機能的トレーニング (ファンクショナルトレーニング) | 日常生活やスポーツ動作を改善 | ・体全体の連携向上 ・バランス&安定性UP | ・日常動作を楽にしたい人 ・ケガを防ぎたい人 | ケトルベルスイング、バトルロープ、ファーマーズウォーク |
| 7.カリステニクス (自重トレーニングの発展形) | 自重で全身を鍛える | ・筋力&持久力アップ ・バランス強化 | ・道具なしで鍛えたい人 ・自分の体を自在に動かしたい人 | 懸垂、プッシュアップ、スクワットジャンプ |
| 8.スポーツ特化型トレーニング | 競技のパフォーマンスを向上させる | ・競技の動きがスムーズになる ・スピード&敏捷性UP | ・特定のスポーツをしている人 ・競技力を高めたい人 | アジリティドリル、ジャンプトレーニング、スプリント |
| 9.リハビリ・コンディショニング | ケガの回復や予防 | ・関節&筋肉を無理なく鍛える ・体の機能を回復 | ・ケガをしたことがある人 ・体をいたわりながら鍛えたい人 | チューブトレーニング、バランスボールエクササイズ |
| 10.握力トレーニング | 手の力を鍛える | ・握力UP ・前腕の筋力向上 | ・クライミングや柔道をする人 ・物をしっかり握れるようになりたい人 | ハンドグリッパー、デッドハング、プレートピンチ |
違いのまとめ
- 筋肉をつけるなら → 筋力トレーニング
- 体力・スタミナをつけるなら → 持久力トレーニング
- 瞬発力・爆発力を高めるなら → パワートレーニング
- 姿勢やバランスを改善したいなら → 体幹トレーニング
- 体を柔らかくしてケガを防ぎたいなら → 柔軟性トレーニング
- 日常生活やスポーツ動作をスムーズにしたいなら → 機能的トレーニング
- 道具なしで全身を鍛えたいなら → カリステニクス
- スポーツのパフォーマンスを向上させたいなら → スポーツ特化型トレーニング
- ケガの回復や予防をしたいなら → リハビリ・コンディショニング
- 手の力を鍛えたいなら → 握力トレーニング
どのトレーニングを選ぶべき?
- 筋肉を大きくしたいなら → 筋力トレーニング+パワートレーニング
- 持久力をつけたいなら → 持久力トレーニング+機能的トレーニング
- スポーツで爆発力が必要なら → パワートレーニング+スポーツ特化型
- 体の動きをスムーズにしたいなら → 体幹トレーニング+機能的トレーニング
- 日常生活の動きを楽にしたいなら → 機能的トレーニング+リハビリ
まとめ
トレーニングにはそれぞれの目的や特徴があり、自分の**「何を改善したいか?」**に合わせて選ぶことが大切です


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